くりくりの里中津川は、商店、飲食店、食品加工工場などからなる複合施設で、約5年の歳月をかけ2018(平成30)年6月に完成しました。
恵那市に隣接する中津川市の国道257号線沿いにあり、飛騨高山・下呂方面の観光で立ち寄る県外のお客様を含め、利用される方が大変多く、ここで働く皆さんの誇りとなっています。福祉施設だからといって甘えることなく、「道の駅」に負けない施設を目指しています。
名 称 | くりくりの里中津川 |
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事業内容 | 多機能型(生活介護、就労継続支援B型、就労継続支援A型) |
定員数 | 55名 |
所在地 | 岐阜県中津川市苗木48-522 〒508-0101 |
連絡先 | TEL.0573-67-9028(代表)/FAX.0573-67-9029 |
アクセス | 中津川ICより車で15分 JR中津川駅前より北恵那交通バス付知峡線で20分、関戸バス停下車 法人本部(恵那市)より車で25分 |
街道のお休み処として作られた施設です。駐車場を中心に「農産物販売所」、食品加工工場を兼ねた土産物販売店「手づくり館 夢工房」、本格的和風レストラン「和食処なかつ川」、ベーカリーカフェ「バゲットとココット」、麺類や丼ものなどの「軽食たんぽぽ」の5店舗が取り囲み、誰でも使えるトイレ棟も完備しています。
また、裏山には名称の由来となった栗畑が広がり、ここも施設所有です。椎茸栽培ハウスもあり、産直の椎茸と栗がここの名物にもなっています。
旬の果物、自家製椎茸、および近隣生産者さんが出品する新鮮野菜や農産物加工品などを販売しています。
利用者さんのここでの仕事は毎日が体力勝負。朝は商品棚の補充に始まり、市場に仕入れに行った車が帰ってくると皆で荷降ろしし、選別して袋詰めやラップ掛け、値札をつけて出荷・陳列と、もくもくと働きます。忙しいけれど、お客様と直に接することもあり、充実感のある仕事です。
恵那たんぽぽ食品加工班の直売店舗です。漬物、味噌、瓶詰食品、和洋菓子、弁当・惣菜などを手作りして販売しています。
また、地元の銘菓や近隣の観光地の土産物、各地の施設で作られた雑貨などを展示販売するコーナーもあります。オープンテラスはカフェになっています。
店舗で働く利用者さんは品物の陳列や接客、清掃など、自主的に考えて動かなくてはなりません。身だしなみや笑顔、挨拶などにも気を配ります。
店舗のバックヤードに食品加工工場があります。女性の利用者さんが多く働いており、菓子を専門に作る班もあります。
大変なのは、商品の種類が多く、その日によって作るものや製造工程が違うことで、職員を中心に協力して作業にあたります。また、衛生面が第一であるため、職員・利用者ともに衛生講師の指導を受け、「食品衛生7S」(整理、整頓、清掃、洗浄、殺菌、躾、清潔)の徹底に努めています。
落ち着いた雰囲気のゆったりした店内で、定食ランチと懐石料理を提供する本格的和食の店です。個室も含め約80席あり、団体での注文も承っています。
ここではお客様の注文を受けることから、定食のセット、配膳、片付けなど、調理とレジ以外の仕事をA型の従業員を中心にこなしています。丁寧な接客は好評で、現在では皆さんが自信を持って働いています。
名前の通りバゲットなどのハード系パンを専門とするパン屋さんで、飲食スペースでは鋳物製のふた付き鍋ココットで、シチューやスープのランチを提供しています。
開店にあたっては愛知県の有名パン店に監修いただいたこともあり、話題店として当初から遠方からのお客様も多い店です。A型事業所として、各自がパン製造工程から料理の下処理、接客まで、毎日さまざまな仕事をこなしています。
くりくりの里の中では小さなお店ですが、店頭に食券機を備え、うどん、そば、ラーメンをはじめ、カレーライス、丼物と、お昼に簡単に食べられるメニューを多く揃えています。
また、サンドイッチが豊富なモーニングも人気です。基本的にセルフの店なので、ここでは調理担当の職員1名と、A型の従業員2名のチームワークで、忙しい昼時も効率よく対応しています。